Lesson-7「スイングについて!その⑤:フォロースルー」

 

今回は「フォロースルー」について、観点を変えてお話します。今回で「スイングについて6回目」になりますが、もうこれまでに殆ど全てのポイントをお話して来ましたので、次回のフィニッシュ編は無くします。何度も言いますが、ゴルフスイングというのは、アドレスからテークバックに始まり、トップから切り返してダウンスイングへ、そしてインパクトでボールを捉え、その勢いがフォロースルーでフィニッシュへと向かいます。ですから、フォローをこうしなさい!フィニッシュをこうしなさい!というものではありません。またそんなことを強く言うレッスンプロが居れば聞かない方が良いです…。

 

非情に重要なポイントになる観点からお話します。私はこれまで「男子プロの真似はするな女子プロを参考に!」と言ってきました。それなのにレッスンに採用する写真はこれまで全て男子プロです。何故か、私の「急がば回るな!1年でシングルに!目から鱗のオリジナルレッスン!」の重要ポイントの一つに、『べた足打法』があります。とにかく右足かかとを早く上げるな(テークバック時の左足かかとも上がらない方が良い!)という理論です。言い換えればインパクトを正面で!そしてスイングは上半身で!むしろ手打ちで!下半身を上下や左右にスウェイさせるな!ドシッと構えたままスイングせよ!…という理論なんです。このスイングはアプローチと同じです。アプローチの時は皆さんも手打ちになるでしょう?

私の極論は「ロングアイアンもドライバーもアプローチの延長線上で徐々に大きく早く振るだけの事!」となります。写真を見て下さい。これはかなり力の入ったミドル~ロングアイアンショットだと思います。たぶん、日本初のメジャー優勝の可能性が有るMプロだろうと思います。彼はT.W.と同じくインパクトで少し伸びあがります。私も若い頃に経験がありますが、インパクトに物凄い力が集中すると体が浮き上がってしまうのです。ヘッドスピードの速さを物語っている訳ですね。ですから少しかかとが上がっているのですが、顔の位置を見て下さい。驚きですねえ。如何にインパクトが早く体の前で通り過ぎているかを示しています。一般アマチュアなら、この段階で既に腰も回り始め体が飛球方向を向き始め顔の位置ももっと左へ移動しています。

 

ところで、私が申し上げたいのは、スイングが遅くても、この写真の様に、頭を右に残し、右足かかとを上げず、体が正面を向いたままフォローへと向かうスイングをしてほしいのです。ところが女子プロは殆どの選手がこの段階では思いっきり右足かかとが上がっていて、腰や体も正面を向いているケースが多いのです(頭はきちっと残っています)。恐らく男子より背筋や腹筋や手首の力が弱い為、強く振るとそうなってしまうのでしょう。しかし、そんなスイングをすると我々はボールに正確に当たりません!ですから、写真は男子プロのを使ってるんです。つまり、男子プロのようにパワースイングを目指しては駄目!また、女子プロの様に多くの練習を積まないと当たらないようなスイングをしてもダメ!しかし、スイングは遅く力が無くて飛ばなくても、きっちりと機械の様に正確にボールを捉えるスイングを身に付けなければならない!ということなのです。言い換えれば(ここが大切です)、『飛距離に対するスイングの要素違いはあるが、正確に球を捉える為のスイングの重要な要素は一つしか無い!』という事なのです。しかし、飛ばすことからゴルフのスイングを作って行くと、飛ばすことは出来てもスコアはまとまりません。飛ばなくても、正確にボールを捉える事からスイングを作って行くという意識で練習し、そして徐々に飛距離も出して行く。それが、早く上達する極意なのです(殆どのアマチュアは逆の練習方法をしています)。

 

そこで、今回のレッスンのポイントです。非常に重要な練習方法ですのでしっかり頭に入れて下さいね!!!野球でバックネットに備えてある車の大きなタイヤを当てるスイングを繰り返す練習風景を見られたことがあると思います。そのイメージでスイングするのです。インパクトの後にタイヤがあると思ってフォローで止める!ようなスイングです。タイヤはありませんから止まりませんがフィニッシュまでは行かないようにします。意識的に止めるんです。いわゆるハーフショットの時の様な感じですが、スイングは大きく思いっきり振るんですよ。そしてインパクトの後で飛んでいく方向を指すように力づくでピタッと止めます。そのとき、右足が少ししか上がっていない状態、頭はボールの右に残って居る状態、両手はしっかり伸びていて、左足の膝や腰は開かない様に締めている状態(つまり写真の状態)…。そんなフォローで止まるフィニッシュのスイングを繰り返えして下さい。思いっきり降ってもボールを正確に捉えるスイングのコツが身につきます。勿論、これまでのレッスンで言って来たように、しっかりとした大きなスイングをして、思いっきり振り下ろすんですよ…! このワンポイントレッスンが、如何にあなたのゴルフ上達に役立つかは、時間の経過によって実証されることでしょう…!

 

「スイング編」はこれにて終了します。練習して下さいね!一杯一杯!一杯一杯!一杯に!

次からは、いよいよ、「目から鱗」の知恵と工夫の頭のゴルフに入って行きます。

(つづく)